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<最終処分場>打開策なく1カ月 降雪期迫る

現地調査への理解を求める環境省職員(手前)に、拒否を伝える高橋会長(右)

 東京電力福島第1原発事故で発生した指定廃棄物の最終処分場建設問題で、環境省は6日も候補地の一つ、加美町田代岳に現地調査に訪れたが、住民の反発を受け引き返した。田代岳で同省が連日調査入りを試みるようになって1カ月。打開のめどが立たないまま、降雪時期が迫る。
 東北地方環境事務所の東利博保全統括官ら4人が6日午前11時すぎ、田代岳から1.5キロ地点の町道で住民約130人と向き合った。有識者会議委員の現地視察受け入れなどを求めたが、住民側は突き放した。
 昨年10月とことし8月は数日で現地入りを断念したが、10月6日以降は土日祝日と県議選の選挙期間中を除き、毎日現地を訪れている。東氏は取材に対し「何度来ても話し合える状況にならず、状況は厳しい」と話した。
 昨年は11月14日に現地周辺に雪が積もり、町は候補地に至る町道を封鎖した。ことしも降雪期が近づいていることに、東氏は「まだ諦めない。現地調査に入る努力を続ける」と述べた。
 住民団体「放射性廃棄物最終処分場施設建設に断固反対する会」の高橋福継会長(73)は「いくら連日来られても、処分場建設反対という住民の意思は変わらない」と強調した。


2015年11月07日土曜日

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