宮城のニュース
  • 記事を印刷

<山口組分裂>東北一の歓楽街でにらみ合い

山口組分裂の動きを受け、警戒を強化する仙台中央署員ら=11日午後8時30分ごろ、仙台市青葉区国分町2丁目

 東北最大の歓楽街・国分町(仙台市青葉区)で9日夜、国内最大の指定暴力団山口組(神戸市)系と、山口組から離脱した「神戸山口組」(同)系の暴力団組員がにらみ合いとなり、宮城県警の機動隊が出動する騒ぎとなっていたことが、分かった。構成員の引き抜きをめぐるトラブルが原因とみられる。県警によると、山口組分裂の影響が仙台で表面化したのは初めて。

 仙台市の暴力団関係者らによると、9日午後9時ごろ、国分町の中心部に山口組と神戸山口組の中核組織・山健組(神戸市)双方の系列組員計40〜50人が集まり、一触即発のにらみ合いとなった。パトロール中の仙台中央署員が仲裁に入り、大きなトラブルにはならなかったが、機動隊も出動するなど周囲は一時、物々しい空気に包まれた。
 仙台市内の山口組系の組員が、同市内の山健組系の組員を引き抜こうとしたことが発端となり、全国から双方の組員が集結したとみられる。双方の組員は11日までに仙台を離れた。県警は不測の事態に備え、今後も国分町周辺の警戒を強める方針。
 山口組をめぐってはことし8月下旬、6代目の篠田建市(通称・司忍)組長の出身母体・弘道会(名古屋市)中心の組織運営に反発し、5代目組長の出身母体・山健組に近い組織が離脱。全国の警察当局が警戒を強めていた。
 県警などによると、宮城県内の暴力団構成員は765人で準構成員らは475人。内訳は住吉会(東京)が約800人で最も多く、分裂前の山口組が約300人、稲川会(東京)が約100人。山健組系は山口組の約2割を占めるとみられる。


関連ページ: 宮城 社会

2015年11月12日木曜日

  • 記事を印刷

先頭に戻る