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<最終処分場>候補地への道 20日通行止め

現地調査を試みる環境省職員(手前)を阻止する住民ら=13日午前

 東京電力福島第1原発事故で発生した指定廃棄物の最終処分場建設をめぐり、宮城県加美町は13日、候補地の田代岳に向かう町道を20日から冬季規制で全面通行止めにする方針を決めた。環境省は年内をめどに現地調査を終える意向を示していたが、通行止め開始により極めて困難な状況となった。
 町道は計22.2キロで山形県最上町とつながる。通行止め開始日は、山形県側を管理する同県の要請を受けて町が応じた。13日現在で積雪はないものの、例年11月中旬には降雪があり、通行の安全に配慮した。
 町道は9月の宮城豪雨で土砂崩れなどの被害を受けており、被害が少なかった一部を除き、既に通行止めとなっている。
 環境省は10月6日以降、田代岳で連日、現地調査を試みているが、住民の抗議で作業に着手できていない。13日には加美町に対し14〜16日は現地入りしないことを伝えた。調査は1〜2カ月かかるため、猪股洋文町長は13日の記者会見で「年内中の調査は事実上、不可能だ」と話した。
 丸川珠代環境相は同日の閣議後記者会見で「間もなく降雪の時期になり、年内の調査は難しくなる」との認識を示した。
 環境省は13日も田代岳での現地調査を試みたが、住民約120人の抗議で作業着手を見送った。17日以降は未定。


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2015年11月14日土曜日


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