宮城のニュース

<汚染牧草>牧場代表「宮城県は容認を」

記者会見し、汚染稲わらの提供を呼び掛ける吉沢さん

 福島第1原発事故で被ばくした牛を飼育する「希望の牧場・ふくしま」の代表吉沢正巳さん(61)が20日、宮城県庁を訪れ、放射性物質を含む牧草や稲わらの提供を各市町村に認めるよう求める要請書を提出した。
 記者会見した吉沢さんは汚染牧草を牧場に搬出した白石市の事業を「冬越しの貴重な餌で、市の英断に感謝する」と評価。「牧草の行き場が見つからない自治体も助かり、何より被ばく牛の命を救う合理的な処理方法だ」と理解を求めた。
 吉沢さんは「他にも牧場への搬送に関心を寄せる自治体がある」と説明。「330頭の牛を見捨てることはできない。餌を集めるため闘い続けるしかない」と話した。
 宮城県は汚染牧草などの搬出をめぐり、市町村に「早期帰還や復興に取り組む福島県や自治体の動きを阻害しかねない」として自粛を要請中。横山亮一県農林水産部次長は「同じ被災県として容認できない。全て福島に集約すればいいという流れを招きかねない」と懸念を示した。


2015年11月21日土曜日


先頭に戻る