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<賞味期限偽装>アレルゲン無表示で回収命令

 宮城県亘理町の業務用食材卸売会社「ヒット仙台」(藤原裕巳社長)が冷凍海産物の賞味期限を改ざんしていた問題で、県塩釜保健所は30日、アレルギー症状を引き起こす物質(アレルゲン)を表示せずに食品を出荷したとして、食品表示法に基づき同社に回収命令を出した。一連の問題で同社に命令が出されたのは初めて。
 県食と暮らしの安全推進課によると、回収対象は2012年6月6日〜15年11月30日に出荷された総菜「海老(えび)しんじょう」約1.4トンのうち、少なくとも約0.8トン分。出荷先は東北の旅館・ホテルなど43カ所で、健康被害の報告はないという。同社が賞味期限が迫った商品のラベルをはがした際、アレルゲンを含む原材料表示もなくなったとみられる。
 県は、賞味期限やアレルゲンなどの表示がない商品を仕入れた県内8施設に対しても、食品衛生法に基づき、表示の確認を徹底するよう指導するという。同社をめぐっては、14年1月〜15年8月、賞味期限ラベルを偽造した海産物を約1.5トン出荷したとして、県が15年10月23日、営業自粛を指示。偽装食品の出荷先は計38カ所で現在も調査を続けている。


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2015年12月01日火曜日

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