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<楽天>E番ノート/人的補償

 ロッテの今江と入団が合意してから、会うファンほぼ全員に「誰がロッテに行くの?」と聞かれる。フリーエージェント(FA)で選手を獲得した際、補償として選手1人を譲渡する場合があるからだ。東北楽天が28人を獲得制限した後のリストから、ロッテが1人を選ぶ形。スター選手を得る一方で、出血を伴う制度だ。
 28人に1軍級全員が入るわけではない。将来有望な若手を守る必要もあるからだ。FA補強が話題になり始めた時期、ある中堅野手が打ち明けてきた。「出されるのは自分か、別の中堅野手か。たばこ部屋で2人で話している」。共に主力級ながら今季は精彩を欠き、28人から外れる可能性がある。慣れ親しんだ環境を離れるかもしれない不安が、つい口をついたのか。
 ロッテが人的補償を求めない場合もあるが、その時は東北楽天の金銭補償額が増える。愛着ある選手との別れは避けたいのがファン心理。5年前、渡辺直をトレードで出し、嶋らが泣いた時のような愛別離苦がなければいいが。(金野正之)


2015年12月04日金曜日

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