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<全村避難>ふるさと納税 復興の力に

ふるさと納税への返礼品を紹介する菅野村長

 東京電力福島第1原発事故に伴い全村避難する福島県飯舘村は、寄付額に応じて特産品を贈る「ふるさと納税」を復興に役立てる事業を始めた。寄付は子どもの屋内遊戯施設の整備などに生かす。
 原発事故で生産活動がストップしているため、県外産品で返礼する。菅野典雄村長は「飯舘牛や花、農産品を贈れるよう必ず村を復興させたい」と協力を呼び掛ける。
 事業は大手旅行代理店と連携し1日に開始。返礼品として、秋田産あきたこまち、今治タオル、博多産めんたいこ、新潟県の燕三条の卓上鍋など全国の約360点を用意した。
 寄付金1万円から返礼品を贈呈。1万円の場合、4000円相当の品物を受け取れる。申し込みは初日だけで129件計560万円に上り、昨年度の19件約225万円をすでに上回った。
 寄付金は、同村深谷地区に建設中の復興拠点で再生の象徴と位置付ける彫刻の建立費用や、花の植栽などにも充てる。
 ふるさと納税は、寄付額のうち2000円を超える分を所得税と居住地の住民税から原則として全額控除する。飯舘村はこれまで礼状で謝意を伝えていた。
 申し込みはJTBコールセンター0570(666)532。「ふるさとチョイス」のホームページからも可能。


2015年12月06日日曜日


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