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<震災>被災商店街に「まちかぐ」

立町大通り商店街の空き地に設置された「まちかぐ」のテーブルなど

 宮城県石巻市中心部の中央一大通り商店会などは、商店街に木製のベンチなどの「街の家具」を設置する「まちかぐプロジェクト」を始める。一帯は東日本大震災で被災し、土地区画整理事業で道路拡幅などが進む。商店主らはプロジェクトに住民を巻き込み、にぎわい創出につなげる。初回は13日で参加者を募っている。
 区画整理事業は中央一大通りを中心とした約1.5ヘクタール。日和山に通じる大通りは避難道路として10メートルから17メートルに拡幅する。事業は2014年度に着工し、17年度の完成を見込む。
 現地では16の商店が営業を再開したが、所々に空き地が10カ所以上ある。道路の拡幅に伴って活用できる空間も広くなり、商店主たちは店舗前や歩道、空き地にまちかぐを設置し、統一感のある街並みをつくる。
 プロジェクトには地元のまちづくり団体「街づくりまんぼう」などが協力。住民や小中高生らとのワークショップで得たアイデアを基に、地元の木製品工房とまちかぐを製作する。
 大通りには災害公営住宅(35戸)も整備される。商店会は、居住予定者にまちかぐの製作段階から参加を呼び掛け、入居後のコミュニティーづくりにつなげたい考えだ。
 近くの立町大通り商店街では、街づくりまんぼうが10月、空き地にベンチやテーブルを配置し公園として整備。買い物客の憩いの場になっている。街づくりまんぼうの苅谷智大さん(29)は「震災で市中心部には空き地が増え、利用法を考える必要がある。まちかぐが多くの住民が集う居場所になればいい」と話す。
 13日は、午前11時から同市中央2丁目の石巻まちカフェでまちかぐの模型製作ワークショップを開き、午後0時半に発表と芋煮会がある。参加費500円。連絡先は街づくりまんぼう0225(25)5169。


2015年12月12日土曜日

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