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<クイーンズ駅伝>5年目迎えた大舞台

「声援を送り、大会を盛り上げたい」と語る松島観光協会の勝股さん
「リスナーに選手への興味を持っていただけるような情報を届けたい」と話す東北放送の守屋さん
<いずみだ・としはる>仙台育英高を卒業後、大昭和製紙に入社。7年間在籍し、全日本実業団駅伝などで活躍。1986年に日本ケミコン陸上部監督就任。アジア選手権、シドニー五輪の全日本コーチなどを歴任。2014年から石巻専大女子競走部監督。塩釜市出身。61歳。

 「クイーンズ駅伝in宮城」第35回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会が13日に開催される。デンソーの3連覇はなるか、他のチームが巻き返すか。ラジオの実況中継で解説する陸上関係者やアナウンサーにレースの見どころなどを聞くとともに、選手たちが走る松島の観光関係者から応援メッセージをもらった。

◎応援します/松島観光協会事務局次長 勝股かおりさん(49)/着実に地元に浸透/松島の美しさを再確認

 大会の舞台が宮城に移ってからことしで5度目、着実に地元に浸透してきたと感じます。スタート地点の松島では、多くの町民が沿道で声援を送ります。全国からチーム関係者が松島を訪れる機会になっており、経済効果も大きいですね。
 町内のコースはレース展開を左右する大事な1区。五大堂や観瀾(かんらん)亭といった名所の脇を抜け、湾内を見渡せる双観山を駆け上がります。中継のテレビ画面を通して見ると、地元で生まれ育った私も松島の美しさにあらためて気付かされます。
 大会の数日前から、選手たちが調整に励む姿を目にします。松島温泉で疲労を取って万全の状態で臨んでもらいたいですね。食べ物は旬のカキを味わってほしい。「海のミルク」と言われるように栄養分が豊富なので、自信を持ってアスリートに薦められます。
 4年前、初めて大会を目にした時、国内トップレベルのスピードに圧倒されました。ことしも熱いたすきリレーが見られるのを楽しみにしています。

◎お伝えします/東北放送アナウンサー 守屋周さん(33)/情報バランス良く/沿道の風景も楽しんで

 2011年からラジオの実況放送を担当しています。実業団対抗女子駅伝は宮城県の方にはおなじみのコースを走るので、レースと合わせ沿道の風景も楽しめると思います。
 当日は宮城県庁の一室に大きなテレビを2台を用意します。1台はテレビ中継されている映像が流れており、もう1台には9分割された画面にコース周辺などいろんな場所が映しだされています。この二つのテレビを見ながら実況中継します。
 レース状況はもちろん、走っている場所や交通規制情報、その土地の歴史やイベントなど、できるだけ情報をバランス良く織り交ぜるようにしています。
 3区は日本の中長距離界の縮図。トップクラスの選手や五輪を狙う若手選手が登場します。話していて楽しいのは仙台市中心部を走る5区。レースとして重要な区間だし話題も豊富です。
 毎年担当していたら世界陸上や五輪にも興味が湧いてきました。活躍した選手は私が何度も名前を口にすると思います。なじみのない選手であっても、耳に残ればこれを機会に注目してください。

◎解説します/石巻専大女子競走部監督 泉田利治さん(61)/デンソー戦力充実/ユニバーサルなど追う

 22チームが出場することしは、4チームによる優勝争いが予想されます。筆頭は大会3連覇を狙うデンソー。エース高島由香(27)を軸に各選手の走りにそつがなく、穴が見当たりません。
 デンソーを追うのはユニバーサルエンターテインメント。那須川瑞穂(36)=岩手・花巻南高出=、鷲見梓沙(19)らベテランと新人のバランスがいい。ダイハツは木崎良子(30)、前田彩里(24)ら実力者ぞろい。ヤマダ電機は森唯我(27)、西原加純(26)、竹地志帆(25)がレベルアップしました。
 このほか、第一生命、豊田自動織機も実力チームです。福士加代子(33)=青森・五所川原工高出=が健在のワコールも侮れません。JP日本郵政グループは世界選手権5000メートル9位の鈴木亜由子(24)が鍵を握るでしょう。
 1区は残り1キロの上りがポイント。ここで差が開くことが多い。3区は各チームのエースが集まります。優勝を狙うチームは3区までに5位以内に入っていたいですね。第2エースが競り合う5区では追撃、逆転と、激しい闘いが展開されると思われます。
 当日は東北放送ラジオで解説を担当します。実業団対抗女子駅伝は女子長距離界にとって最高峰の大会。ここから何人もの選手が世界に飛び出しましたし、これからもそうでしょう。選手の息遣いが伝わるような分かりやすい解説を心掛けますので、ぜひ聴いてください。

◎村井嘉浩 宮城県知事メッセージ/大きな声援が選手の力に

 「クイーンズ駅伝in宮城」第35回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会が開催されますことを、大変喜ばしく思います。また、全国各地からお越しいただいております選手および関係者の皆さまを心から歓迎申し上げます。
 この大会は多くの皆さまに支えられ、宮城県での開催が今回で5回目を迎えました。毎年全国から多くの方々においでいただき、宮城の食や風景を堪能いただいていることと存じます。
 宮城の地において、日本のトップランナーが繰り広げる、美しく熱い戦いは全国からの注目度も高く、来年のリオデジャネイロオリンピックへの出場が期待される選手や、2020年東京オリンピックを目指す選手も数多く参加されることと存じます。
 県民の皆さまには、栄光の「クイーンズ」を目指すアスリートたちに、コース沿道やスタート地点、フィニッシュ地点で寒風を吹き飛ばすような熱いご声援をどうぞよろしくお願いします。皆さまからの大きな声援が、選手の力になることでしょう。
 大会のご成功と関係者の皆さまの今後ますますのご発展を願っております。


2015年12月12日土曜日

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