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ナラ枯れ 秋田で被害拡大

ナラ枯れ被害があった木(右)=2015年8月20日、秋田県潟上市天王(秋田県提供)

 秋田県内でナラ枯れ被害が拡大している。新たに2市1町の民有林でナラ枯れが見つかり、被害を受けた樹木の体積は前年度に比べて8割増えた。病原菌を樹木内に持ち込む昆虫が例年より2週間ほど早く発生し活動期間が長かったためとされ、県は被害木伐採や予防目的の殺菌剤注入といった対策を進める。
 県森林整備課によると、新たに被害が確認されたのは、潟上市、大仙市、八峰町。ナラ枯れが発生した自治体は計11市町村に及び、被害総量は前年の4853立方メートルから、8800立方メートルに広がった。
 森林公園や景勝地など県の方針で重点防除の対象とする「守るべきナラ林」の被害は、前年度の270立方メートルから63立方メートルに大幅に減少した。
 県は今後、新たな被害があった2市1町で被害木を全て伐採し消毒する。他の市町村では「守るべきナラ林」を中心に防除を進める一方、住宅や道路に影響を及ぼしそうな枯れ木は除去する。
 東北森林管理局によると、県内の国有林でも被害は拡大。本年度は2362本と前年度の1870本から約26%増えた。山形、宮城県境に近い県南部中心に発生している。
 ナラ枯れ被害は、「カシノナガキクイムシ」が樹木に入り込み、ナラ菌を持ち込むために起こる。感染した細胞が死ぬと、道管が詰まり通水障害を起こして木が枯れる。15年ほど前から全国で被害が増え始め、ピークの2010年度は、全国で国有・民有林合わせて32万5000立方メートルの被害があった。


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2015年12月13日日曜日

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