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忘年会へ…音痴は直せる!克服法で特許取得

 宮城教育大で音楽教育学を教える小畑千尋准教授(45)考案の音痴克服法が、特許を取得した。同じメロディーを協力者と一緒に歌って響かせ、音程の認知能力を段階的に伸ばす。小畑准教授は「大人でも歌唱能力は向上する。忘年会のカラオケも自信が持てるようになる」と強調する。
 レッスンは協力者と1対1で向かい合い単音を発声することから始める。音程が外れていたら、協力者の方が音階を合わせ、音痴の人に音のずれを体感させる。
 「音痴の人は音程が合っているかどうか、自分で分かっていない場合が多い」と小畑准教授。発声が響き合う「共鳴感覚」を手掛かりに、自分の音程が合っているかどうかを正しく認知できるようになるという。
 従来は1曲を繰り返して歌わせる練習法が主流。これでは仮に歌えるようになっても発声パターンを一つ習得したにすぎず、根本的な音痴克服にはならない。
 小畑准教授は音痴に悩む女性の指導をきっかけに克服法を研究。歌に苦手意識のある人はテンポが速くなる傾向があることを突き止め、歌声を注意深く「聴く」方法を編み出した。
 小中学校の音楽教師からは「音程が外れている子への指導法が初めて分かった」といった反響が寄せられた。特許は大学名で取得しており、共鳴感覚をスマートフォンで気軽に得られるソフトを企業と開発する構想も浮上している。
 小畑准教授は「2人の歌声が共鳴すると心地いい感覚が得られ、歌うことが楽しくなる」と話す。


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2015年12月18日金曜日


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