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<脱原発県議の会>「一体感損なう」自民批判

 県議有志が全国でも異例の「脱原発をめざす県議の会」を発足させた18日、原発容認派が多い自民党・県民会議の所属議員は「議会の一体感を損なう」と一斉に批判を強めた。
 「事前に相談があってしかるべきだった」。安部孝議長は18日午前、めざす会の佐々木功悦会長(みやぎ県民の声)を議長室に呼び出し、初めて設立の経緯を聞いた。
 自民党によると、超党派の議員連盟結成は正副議長と全会派代表者の了承が暗黙のルール。佐々木氏は設立趣旨に賛同が得られた会派とは協議したが、自民党には14日に一方的に通告しただけだったという。
 「賛成、反対が分かれるエネルギー問題で『県議の会』はふさわしくない。県議会全体が再稼働反対と有権者に受け取られる恐れがある。せめて『有志』を使ってくれないか」
 設立構想が明るみに出た15日以降、自民党は中島源陽会長ら幹部が再三にわたって佐々木氏に修正を申し入れたが、拒否された。あるベテラン議員は「議長の権威をおとしめ、積み上げてきた不文律を一切無視する行為はペナルティーに値する」と言い切った。
 美里町長時代から原発再稼働に反対してきた佐々木氏は「複数のベテラン議員から『暗黙のルールなどない』と聞いた。ルールがあるなら過去の事例を示してほしい」と反論。
 「自分たちの考えに合わないからといって、多様な議員活動を制約する行為こそルール違反。嫌がらせもいいところだ」と怒りをあらわにした。
 村井嘉浩知事は「議員が自分の意思で勉強し、政治活動を行うのは民主的な議会として当然」と冷静に受け止めた。

 佐々木氏以外のめざす会メンバーは次の通り。(敬称略)
 高橋啓、鎌田さゆり、境恒春、太田稔郎、須藤哲、遊佐美由紀、坂下康子(みやぎ県民の声)▽大内真理、角野達也、内藤隆司、中嶋廉、福島一恵、天下みゆき、三浦一敏、遠藤いく子(共産党県議団)▽熊谷義彦、岸田清実(社民党県議団)▽渡辺忠悦、菅間進(無所属の会)


2015年12月19日土曜日


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