青森のニュース
  • 記事を印刷

寝ころんで読書、小説講座…夜通し店舗開放

「一夜漬け小説講座」の参加者が、床に寝ころんで構想を練る場面もあった=2015年12月20日午前2時20分ごろ

 青森県八戸市の複合書店「TSUTAYA(ツタヤ)八戸ニュータウン店」で20日未明、店に泊まって本やDVDを自由に楽しめるイベントが開かれた。本に囲まれた中で読みふけることができ、小説を書く講座もあって本好きにはたまらない一夜となった。
 東日本を中心にツタヤ約80店舗をフランチャイズで展開するVidaway(東京)が、売り場が最も広い八戸店(約2500平方メートル)を会場に企画した。東京や大阪では他社が同様のイベントを行った例があるが、東北では珍しい。参加費1500円で、市民約20人が申し込んだ。
 午前1時から7時まで店を開放。ビニールで包装された漫画本を含め大半の本を自由に読め、DVDもポータブルプレーヤーで見放題。マットと毛布、菓子と飲み物も用意した。
 市内のパート立崎由佳子さん(41)は本好きの長女凜さん(11)と仮眠を取った上で参加した。由佳子さんは「本屋に泊まるのが夢だった。立ち読みの後ろめたさもなく、ゆっくり読めるのがいい。寝るのはもったいない。本に囲まれて幸せ」と喜んだ。
 店内では「一夜漬け小説講座」も開催。講師を務めた東京のブックカフェ店主ナカムラクニオさん(44)は「自分で小説を書くことで小説をもっと深く読めるようになる。本好きにもっと本を好きになってもらいたい」と話した。
 イベントは1カ月の準備期間で実現した。Vidawayの三矢健社長(52)は「本との出合いを提供するのが本屋の生き残る道。地域の人に楽しんでもらうことで店の価値が出る。定期開催も検討したい」と語った。


関連ページ: 青森 社会

2015年12月21日月曜日

  • 記事を印刷

先頭に戻る