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<BRT復旧>気仙沼線 結論持ち越しへ

 東日本大震災で被災し、バス高速輸送システム(BRT)で仮復旧したJR気仙沼線と大船渡線の復旧方針をめぐり、国や岩手、宮城両県、関係市町などによる沿線自治体首長会議が25日、東京都内で開かれる。JR東日本が提案しているBRTによる本格復旧について、大船渡線は沿線3市が受け入れる見通しだ。気仙沼線の結論は来年に持ち越される可能性が大きい。
 大船渡線では戸田公明大船渡市長が18日にJR東の本社を訪れ「具体的な協議を早く始めたい」と提案受け入れを表明。陸前高田市、気仙沼市もおおむね容認しており、首長会議では住民懇談会などで出た意見を伝える予定。
 気仙沼線では沿線の宮城県内3市町のうち、気仙沼市はJR東と個別に交渉。これまでに提案了承の条件として「鉄道が果たした地域振興機能の回復」などを求めた。
 関係者によると、市は海水浴場周辺の観光施設の整備に対する資金支援や宿泊施設の運営などを要望。交渉は難航し、菅原茂市長は11日の記者会見で「年内で結論が出るかは不透明」と述べた。
 登米市と南三陸町はBRTによる本格復旧を容認している。被災した町中心部にBRTの駅を置く計画を進めている佐藤仁南三陸町長は「まちづくりに影響する。首長会議は年内で終わりにすべきだ」と訴える。
 首長会議は国土交通省主催で、JR東の提案があった前回(7月)の会議では、鉄路復旧かBRTによる本格復旧か次回会議で決めるとしていた。
 BRTで仮復旧しているのは大船渡線気仙沼−盛(大船渡市)の43.7キロと、気仙沼線柳津(登米市)−気仙沼の55.3キロ。


2015年12月22日火曜日


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