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浜の暮らしネットで紹介 担い手募集サイト

水産業に特化した求人サイト「フィッシャーマン・ジョブ」の画面

 宮城県内の若手漁師らでつくる一般社団法人「フィッシャーマン・ジャパン」(宮城県石巻市)は、水産業に特化したインターネットの求人サイト「フィッシャーマン・ジョブ」を開設した。多岐にわたる仕事を手軽に探せるよう一覧化し、浜の暮らしを伝える記事も載せた。東日本大震災の影響や高齢化による担い手不足の解消を目指す。
 サイトでは漁師や鮮魚店、水産加工会社といった幅広い業種のほか、勤務地や雇用形態などを検索できる。営業や企画、マーケティングなどの職種も載せる。
 求人情報と合わせて、雇用主の紹介文や仕事風景の写真を添える。石巻で活動するライターらが人柄や浜の文化、思い入れなどを盛り込んだ読み物に仕上げた。今後は移住者の体験談も紹介し、新規就業の参考にしてもらう。
 サイトには現在、石巻市と女川町の漁師、加工会社の計5件の求人を掲載。今後は宮城、岩手両県の10社ほどの掲載を予定する。
 求人を出した石巻市荻浜の漁業豊嶋純さん(34)は「繁忙期に手伝いを頼める人が少なくなった。浜を維持するためにも、挑戦心のある人に応募してほしい」と話す。
 フィッシャーマンの島本幸奈さん(24)は「漁師を希望しても、どうすれば仕事に就けるか分からない人もいると思う。水産業には幅広い職種があり、サイトで魅力や仕事内容を知ってほしい」とPRする。
 水産業の人手不足は深刻だ。水産白書によると、漁業就業者数(岩手、宮城、福島の被災3県を除く)は2012年までの10年間で32万人から17万人に激減。将来を担う20〜40代は15%にとどまる。
 フィッシャーマンは24年までに水産業への新規参入者を1000人増やす目標を掲げ、石巻市でシェアハウス整備などに取り組む。求人サイトは中小企業庁の地方向け人材確保支援事業で製作した。
 フィッシャーマンはサイトに掲載する求人も募っている。連絡先は0225(98)7091。


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2015年12月22日火曜日

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