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<年末年始>テロ影響 海外旅行伸び悩み

海外中心に伸び悩む旅行商戦。各社は直前予約に期待を寄せる

 東北発の年末年始の旅行商戦が苦戦を強いられている。11月にパリであった同時多発テロ事件などの影響で、特に海外の予約が伸び悩む。国内外の商品ともに空きがあり、各社とも「まだ間に合うので検討してほしい」とアピールする。
 「海外は勢いがない。すぐに完売すると思っていたハワイのチャーター便も若干の空きがある」。JTB東北(仙台市)の小柳真澄販売課長は説明する。
 官公庁や一般企業の多くは6連休で日並びがいまひとつ。さらにパリでのテロが追い打ちを掛けた。国内はユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市)や3月に新幹線が開業した北陸方面がけん引するが、「国内旅行も想像より伸びていない」(小柳課長)。
 近畿日本ツーリスト東北(仙台市)が扱う海外旅行も低調。木村淳個人旅行事業部長は「全国的に苦戦している。円安に政情不安で『無理して海外へ』とはならないのだろう」と推測する。
 国内は自治体発行のプレミアム付き旅行券の効果で東北域内が伸びた。31日〜1月2日がピークで「近場の温泉に1泊という人が多いようだ」と語る。
 エイチ・アイ・エス東北・新潟営業グループ(同)の場合、海外はハワイやグアム、バリが中心。沖縄も昨年より約10%増えた。杉田崇サブ・グループリーダーは「テロへの不安や日程の都合で、ヨーロッパなどからビーチリゾートに流れた」とみる。仙台空港発着のタイチャーター便には若干空きがあるという。
 一方、全国各地から東北を訪れる観光客は増える見込み。大手インターネット予約サイトの楽天トラベル(東京)によると、26日〜1月3日の東北への宿泊予約は、前年同期比で福島が4.2倍、青森3.9倍、宮城3.7倍と大幅に増えた。


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2015年12月22日火曜日


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