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<5度目の年の瀬>にぎわいの灯に笑顔

街中にあるトレーラーハウスで開かれる忘年会

◎2015被災地(4)トレーラーハウスで忘年会(石巻市)

 街中にあるトレーラーハウスから明かりが漏れる。男女の笑い声がこぼれる。ことし1年間の労をねぎらい、酒杯を重ねる。
 東日本大震災で被災した宮城県石巻市中心部に4月にオープンした仮設商業施設「橋通りCOMMON(コモン)」。飲食店とギャラリーの7店舗が営業する。
 初の年の瀬を迎え、出店者たちが自慢の逸品を持ち寄った忘年会コースを用意した。和洋さまざまな料理がテーブルを彩る。
 市内では大型商業施設が集まる郊外へ人が流れる。街中へ客を誘い、地域の若者が挑戦する場になれば−。施設はそんな願いから整備された。
 屋台型の開放的な雰囲気が評判となった。飲食店を営む岡内友里さん(28)は震災ボランティアを経て大阪市から移住。「1人ではこんなに集客できなかった」と振り返る。
 「いろいろな人に出会えるのが街中の良さ。お店に来れば仲間が増える。そんな場にしたい」。復興途上の石巻で、来年も街中ならではの魅力を模索する。


2015年12月24日木曜日


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