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<5度目の年の瀬>新たな暮らし照らす

地区を優しく照らすイルミネーション

◎2015被災地(6)集団移転団地(東松島市)

 新たな暮らしが息づき始めたまちに、淡い明かりがともる。東松島市の防災集団移転団地「あおい地区」(東矢本駅北)。東日本大震災の被災者らの移転が本格化しつつあるのに合わせて、初めてイルミネーションが登場した。
 明かりは、11月に完成した集合住宅1階の軒下で輝く。「コミュニティーづくりの促進のきっかけになれば」。住民がそんな思いを込めて飾った。
 地区内に再建された自宅に11月末から住む矢本西小5年の土井梨瑚さん(11)が光を見つめて言う。「暗かった家の周りに、きれいな明かりが増えた」
 地区ではことし、計画された一戸建て用地273区画が全て引き渡された。災害公営住宅の整備は来年8月までに終わる予定だ。
 イルミネーションは地区名「あおい」にちなみ、青色をメーンとした。これからも被災世帯が次々と移り住む。住民らは願う。「それぞれの歩む道を優しく照らしてほしい」と。


2015年12月26日土曜日


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