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<この人このまち>ママにほっとする時を

[おおはし・ひとみ] 77年涌谷町生まれ。仙台医療福祉専門学校卒。小学5年の長女と小学2年の長男の2児の母で、10年から「おひさまスマイル」代表。

 「おひさまスマイル」は、宮城県涌谷町を拠点に活動する子育て支援サークル。代表の大橋ひとみさん(38)ら、子育て経験のある30〜60代の12人の女性が、精力的に活動を続ける。育児中の母親のリフレッシュを考えたり、乳幼児の音楽教育に力を入れたり。毎月行うユニークな催しを通じ、大勢の母親に笑顔を届けている。(小牛田支局・矢嶋哲也)

◎子育て支援サークル「おひさまスマイル」代表 大橋ひとみさん

 −サークルの設立は2010年9月ですね。
 「10年夏に、町教委の『子育てマップ』作りの手伝いをしたんです。一緒に作業した方と『自分たちのやりたいことができる自主サークルがあればいいね』と考えてつくりました」

 −名前の由来は。
 「みんなが、お日さまのようにきらきらと輝いて、和気あいあいとしたサークルになればいいな、という思いを込めています」

 −町の子育て環境に思うところがあったのですか。
 「既存サークルは、親子で遊ぶ活動がメーンです。私たちは、お母さんがリフレッシュして楽しめる時間が必要と考え、託児付き講座を年数回行っています。ヨガやクッキングマナーなど、子育てを離れてひと息つける学びの講座です」

 −音楽を通じた教育にも力を入れていますね。
 「0歳からのベビーリトミックと、3歳から就学前の子どもを対象にしたキッズリトミックを、12年春に始めました。それぞれ毎月開いています。音楽に合わせて体を動かすなど、リズム感を養いながら感受性を育む教育です」

 −催しが多いですね。
 「クリスマス会など季節の催しを含め、毎月何かを行っています。大規模な催しは年1度の『みんなで楽しむコンサート』です。ことしは親子向けミュージカルの『歌う海賊団ッ!』を招き、270人が参加してくれました」

 −コンサートも音楽教育の一環ですか。
 「町内にホールがなく、プロの芸術を鑑賞する機会があまりありません。そこで町の助成を得て、開いています。仙台フィルハーモニー管弦楽団のメンバーを招いたこともありました。リトミックの発表の場も兼ねています」

 −催し続きで、運営は大変ではないですか。
 「参加者から500円以上頂かないようにしているので、資金繰りは大変ですが、楽しんでやっています。12人のスタッフは、県の子育てサポーター講座を受けるなどスキルアップも心掛けています」

 −活動5周年を迎え、気付いたことはありますか。
 「涌谷町も少子化が進み、共働きや核家族の人が増えています。町の乳幼児健診のアンケートでは、周囲に相談できる相手がいない母親もいるそうです。『おひさまカフェ』という催しでは、お茶を飲みながら、子育てのことも話し合います。私たちの活動が心の支援につながれば、うれしいと思っています」


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2015年12月28日月曜日

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