福島のニュース

<福島廃炉への道>汚染水抜き取り作業進む

◎12月1〜29日

【12月】
9日  東京電力は建屋の地下を結ぶ「連絡ダクト」のたまり水の放射性物質濃度が1年前と比べ、約4000倍に上昇したと発表した。
11日  3号機原子炉格納容器に新たな温度計と水位計を設置した。
 降雨の影響で「K排水路」の仮堰(せき)から1時間10分にわたって断続的に雨水が外洋に流出した。
17日  原子炉建屋周辺の井戸から地下水をくみ上げる「サブドレン」の稼働に伴い、建屋に流れ込む地下水が1日約300トンから200トン程度に減少しているとの評価結果を発表。
18日  海側遮水壁の完成に伴い「地下水ドレン」からのくみ上げ量が増え、汚染水の発生量が1日300トンから600トンに増加していることが判明。
21日  4号機配管トレンチからの汚染水の抜き取りと閉塞(へいそく)作業が完了。

<2015年 主な出来事>

◎1月 死亡事故相次ぐ
 第1原発で19日、男性作業員が雨水タンク上部から転落し、死亡。翌20日、第2原発で男性作業員が点検機具に挟まれ死亡した。東電は全作業を中止し、安全点検を実施。

◎2月 汚染雨水の外洋流出発覚
 第1原発2号機原子炉建屋屋上から汚染雨水が排水路を通じて外洋に流出していたのを、東電が1年以上公表していなかったことが判明。東電は排水路に雨水を移送するポンプを設置するなどの対策を講じた。

◎4月 原子炉内にロボット初投入
 1号機原子炉内にロボット2台を初投入。空間放射線量が毎時7シーベルトを超えることや、格納容器下部に水がたまっているのを確認した。調査中に走行できなくなり、回収不能となった。

◎5月 1号機建屋カバー解体着手
 放射性物質の飛散防止剤を散布し、屋根パネルの取り外しを開始。10月に完了した。

◎6月 大型休憩所で食事提供開始
 1日1200人が利用できる大型休憩所が運用を開始し、食堂で食事の提供が始まった。

◎9月 サブドレン稼働
 建屋周囲の地下水をくみ上げ、浄化後に海洋放出する「サブドレン」の運用が始まった。

◎10月 海側遮水壁完成
 護岸に鋼管を打ち込み、汚染地下水が海に漏れ出すのを防ぐ海側遮水壁が完成した。


2015年12月30日水曜日


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