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2016年宮城県内の選挙予定

 宮城県内の自治体選挙は2016年、名取、角田、白石の3市長選と蔵王、大河原の両町長選、五つの議員選が予定されている。県議選など28選挙が集中した昨年に比べ、実施数は約3分の1になる見通し。各首長はいずれも7月以降に任期満了を迎え、日程や情勢は夏の参院選の動向も影響しそうだ。

◎市長選

<名取>7月24日任期満了/現職に対抗馬の動き
 現職で3期目の佐々木一十郎氏(65)は現時点で態度を明らかにしていない。復興は道半ばで、4選を目指す公算が大きい。
 対立候補として、無所属の名取市議(52)が立候補の準備を進める。24日投開票の市議選には立たず、あいさつ回りなどを重ねながら支持基盤づくりを急ぐ。
 前回12年の選挙戦で佐々木氏は「震災復興のまちづくり」「災害公営住宅の早期建設」などを掲げ、新人との一騎打ちを制した。
 この4年間、下増田地区の集団移転が進む一方、甚大な被害を受けた閖上地区は再建方針をめぐる合意形成が難航した。選挙戦になれば、佐々木氏のかじ取りや、復興の遅れに対する評価が争点になりそうだ。

<角田>8月9日任期満了/現職3選出馬確実視
 現職で2期目の大友喜助氏(65)は、3選立候補について「支援者の意見を聞きながら時期を見て判断する」と慎重な発言を続けているが、周囲は出馬を確実視する。
 大友氏が地域振興策として力を入れる19年春開業予定の「にぎわいの交流拠点施設(道の駅)」整備事業は道半ば。15年度予算では、市議会で財政負担や経営方針に関する説明不足を指摘され、関連費用を計上できなかった。
 大友氏は新年度予算を審議する3月の市議会定例会の前後に、態度を明らかにするとみられる。
 現時点で他に立候補の動きは表立っていない。前回12年は無投票。選挙での論戦を期待する声もある。

<白石>11月13日任期満了/現職の動向が焦点に
 現職で3期目の風間康静氏(55)の動向が最大の焦点。本人は態度を明らかにしていない。「選挙は大切だが(11月の)任期満了までしっかり務め、復興を前に前に進めたい」と話す。
 12年目に入った風間市政をめぐっては、観光を軸とした交流拠点都市づくり、手堅い財政運営への評価がある一方、人口減少で閉塞(へいそく)感が漂う地域への手当てが足りないと批判する声がある。
 対抗馬として現在、前回の選挙戦で東京電力福島第1原発事故の放射能対策を訴え、風間氏に686票差に迫った元市議(46)の再挑戦が有力視されている。風間氏の決断次第では、情勢が一気に流動化する可能性をはらむ。

◎町長選

<蔵王>10月5日任期満了/4選出馬へ現職意欲
 現職で3期目の村上英人氏(63)は「与えられた任期を精いっぱい務める」と話しつつ「地方創生の道筋を付けたい」と述べ、4選立候補への意欲をにじませる。
 現新2人の争いとなった前回12年、村上氏は4401票差で圧勝した。観光と農業を町政の柱に掲げ、蔵王山への火口周辺警報発令で落ち込んだ観光客の回復に躍起。15年5月には県町村会長に就いた。
 対立候補の動きは具体化していない。町長選に先行する町議選(2月28日投開票)の結果も、町長選の流れに影響しそうだ。

<大河原>10月27日任期満了/現前2氏の出馬濃厚
 現職で1期目の伊勢敏氏(67)は再選に向けた態度を明らかにしていないが、立候補はほぼ確実。前町長の斎清志氏(62)も通算3期目を狙う公算が大きい。選挙戦は前回12年と同じ顔触れの2人を軸とし、現町政の評価を争点とした戦いが予想される。
 伊勢氏は「地方創生の総合戦略をまとめた責任者として実行に移す」と話しており、4月以降に正式表明するとみられる。
 前回競り負けた斎氏は昨年12月に後援会活動を再開した。地域を小まめに回りながら政策作りを本格化させ、再起を期す。

◎議員選は1市4町で

 任期満了を迎えるのは名取市と色麻、蔵王、川崎、大和の4町。名取市議選は17日告示、24日投開票の日程で実施される。4町議選は色麻町の24日投開票(19日告示)を皮切りに、3月までに全て実施される。


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2016年01月03日日曜日

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