青森のニュース
  • 記事を印刷

<高校サッカー>青森山田執念 PK戦制す

桐光学園―青森山田 後半終了間際、左からのスローインに吉田(16)が頭で合わせ2−2の同点とする=ニッパツ三ツ沢

 PK戦で青森山田の5人目、原山のキックがゴールネット右隅を揺らすと、勝利が決まったイレブンは喜びを爆発させ、緑色に染まったスタンドへと一斉に駆け出した。黒田監督は「最後まで諦めなかった、お前たちの心の勝利だ」と選手たちをたたえた。
 0−2で後半40分を過ぎたロスタイム。劇的なドラマが幕を開けた。決めたのは共に途中出場の2人だった。まずは成田。CKから近藤が頭で落としたボールを頭で押し込み1点差。その3分後には、吉田が原山の左サイドからのロングスローを頭で決めて同点。土壇場でPK戦へと持ち込んだ。
 「頭で決めたのは人生初」と身長165センチの吉田。それでも、「触らないと負ける。意地でも決めると思った。技術では負けても執念では負けない」と胸を張った。大社(島根)との1回戦に続き、ロングスローで勝利に貢献した原山は「まさか吉田が決めるとは」と目を丸くしたが、「自分の武器で点に絡めてうれしい」と誇らしげだった。
 黒田監督は「あの局面から2点を返すのは奇跡。交代で入った選手が結果を出してくれた」と喜んだ。3回戦突破は準優勝した2009年度大会以来6大会ぶり。東北のタレント軍団が、苦しみながらも頂点への第一関門を突破した。(佐藤琢磨)


2016年01月04日月曜日

  • 記事を印刷

先頭に戻る