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<りんごラジオ>被災地に赤ちゃん 喜び中継

ゆり子さんに抱っこされた奏翔ちゃん(右)にマイクを向けて声を拾うスタッフ=4日午後、山元町坂元

 東日本大震災で大きな被害が出た宮城県山元町の臨時災害FM局「りんごラジオ」が、町内の新生児がいる家庭と生中継で結び、喜ぶ家族にインタビューする番組の放送を始めた。元気な声を届けて新年の被災地を明るくする目的で企画した。
 初回の4日は、同町坂元の会社員伊藤智哉さん(47)方から中継。昨年11月23日に誕生したばかりの長男奏翔(かなと)ちゃんら一家6人が出演し、スタッフのインタビューに答えた。
 奏翔ちゃんを抱いた母親のゆり子さん(42)は「地域に小さい子どもが少なく、年配の方が喜んでくれる」と笑顔で話した。姉になった長女の和奏(わかな)ちゃん(5)は「縄跳びを教えたい」と心待ちの様子。スタッフは奏翔ちゃんにもマイクを向け、泣き声を届けた。
 町は震災後の人口流出などで少子高齢化が加速している。FM局の関係者は「かわいい声は被災住民らを元気にする。新年にふさわしい明るい話題を伝えたかった」と意図を語る。今後も随時放送するという。


2016年01月05日火曜日

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