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第二の人生は俳優業 元宮城県議が挑戦中

「思いを伝えるのは政治も演技も同じだが、感情の起伏の表現が難しい」と語る菊地さん

 宮城県議を通算5期務めた菊地文博さん(55)=仙台市宮城野区=が俳優デビューを果たした。政治経験で培った弁舌を武器にテレビのドラマやCM、映画などに出演。「新しい世界でもどんどん挑戦したい」と第二の人生に意欲的だ。
 菊地さんは1995年の県議選で宮城野選挙区から立候補し、初当選。2005年の衆院選2区補選をはじめ国政にも計4回挑戦したが、いずれも落選した。
 「何事にもけじめが必要。政治以外の道で地域に貢献しよう」と13年夏の参院選後に政界を引退し、同年秋に市内の建設関連業の取締役に就任。常務から副社長を経て、昨年10月には社長になった。
 俳優としての活動は民間人になったのと同時期、誘われて仙台市内のモデル事務所に登録したのが契機。エキストラ出演した14年3月放映のテレビ朝日系ドラマ「土曜ワイド劇場」がデビューとなった。
 昨年12月20日に放映されたNHK・BSプレミアムのドラマ「44歳のチアリーダー!!」では審査員役で塩釜市出身の歌手大友康平さんらと共演。宮城を除く東北5県と関東圏で放映中のテレビCMに出演中のほか、先日は17年公開予定の邦画の収録を終えた。
 本業は社長業といい、俳優業は「時間が空いた範囲で」とのスタンス。それでも長丁場に及ぶ撮影現場は体力勝負と、ジョギング4〜5キロを日課にする。
 「民間で仕事をして初めて分かったことも多い」と菊地さん。自らの経験を踏まえ、「政界引退後も民間で活躍できると示せれば、これから政治を志す若者もチャレンジしやすくなるのではないか」と話す。


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2016年01月06日水曜日

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