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石巻が母港に 商船三井の木材チップ船

船尾に「ISHINOMAKI・石巻」と記されたプログレイス号

 宮城県石巻市の石巻港整備・利用促進期成同盟会は、商船三井(東京)所有の木材チップ船「プログレイス号」が船籍を英国領ケイマン諸島から日本に変更し、併せて船籍港(母港)を石巻港にしたことを記念するプレートを同社に贈った。

 プログレイス号は全長203メートル、幅37メートルで、約4万6000トン。日本製紙専用船としてベトナムやオーストラリアなどから日本国内の同社工場に木材チップを運んでいる。
 同船は2007年就航。船名は日本製紙石巻工場で生産する上質紙の製品名に由来する。東日本大震災後の11年11月末、震災後第1号の木材チップ船として石巻港に入港した。
 市役所で昨年12月下旬にあったプレート贈呈式で、同盟会会長の亀山紘市長が、雄勝石製のプレートを商船三井の蓮実学・木材チップグループリーダーに手渡した。
 亀山市長は「石巻を(母港に)選んでいただいてありがたい」と感謝した。蓮実リーダーは「石巻の名に恥じないよう安全運行に努める。日本製紙の生産量が増え、今まで以上に石巻港に入港できればいい」と話した。
 日本籍船の数は1970年代から減少が続き、政府は所得ではなく船舶のトン数で課税する減税制度を導入し、船舶の日本籍化を促している。
 プログレイス号の船籍変更は昨年8月3日。船尾に母港石巻の名を記した。固定資産税は入港する港のある自治体に納付される。
 石巻港を母港とする日本籍船は震災前の11年2月末で31隻だったが、現在は25隻に減少。震災後に石巻港を母港に日本籍化された船は、プログレイスを含めて7隻という。


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2016年01月07日木曜日


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