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<楽天>E番ノート/銀次さん

出身地の岩手県普代村譜代中で、野球少年に指導する東北楽天の銀次=2015年12月13日

 東北楽天担当を離れている約6年の間に急激に出世した選手がいる。前は気安く「○○君」で呼べたが、今や「さん」付けかなとも思う相手。銀次内野手だ。
 20歳前後の捕手「銀次君」には嶋、藤井(阪神に移籍、引退)の壁があり、1軍デビューでも同期の枡田に先を越されていた時期。2軍練習場に詰めていた記者に「寮を出るんですけど住みやすい場所どこですか」「結婚したい相手がいるんです」などと、飾らない口ぶりで話し掛けてきた。
 前々任の星野監督時代に台頭。「星野さんには使ってもらった恩義がある。自分も失敗して悔しい時もコンチクショーと頑張った」。2013年の日本一にも貢献した「銀次さん」はこのオフ、選手会長に就任。私生活では今や2児の父親だ。
 先日、新年号特集で取材した際に「東北出身選手の先頭集団にいる自覚はあるか」と聞いた答えが歯切れ良過ぎて驚いた。「当然、ありますよ。被災地にとにかく頑張る背中を見せたい」。今季さらに頼もしくなった姿が見たい。(金野正之)


2016年01月07日木曜日

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