宮城のニュース
  • 記事を印刷

<気仙沼魚市場>復興へ一歩 荷さばき場着工

起工式会場に展示された高度衛生管理型施設の模型

 東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市魚市場に高度衛生管理に対応した施設を整備する起工式が7日、建設予定地であった。2017年3月にかけ、壁で囲まれた閉鎖型の荷さばき場2棟などを市が建設。衛生管理を徹底して水産物のブランド力を高める拠点にする。
 閉鎖型の荷さばき場はマグロ、サメ、メカジキ水揚げ用(延べ床面積1万7880平方メートル)とサンマ、カツオ、サバ用(1万130平方メートル)。ともにプレキャストコンクリート製2階で、既に復旧した魚市場の南側の岸壁沿いに建てる。
 鳥の進入や日光による変質を防ぐほか、マグロ棟内には入札中も鮮度が保てる15度前後の低温売り場1700平方メートルを備える。
 海が見えるクッキングスタジオや研修室、見学コースを設け、水産業と観光業の融合施設として多くの人に訪れてもらう。事業費は約190億円で、大半を国が負担する。着工時期は用地取得に時間がかかるなどしたため、予定より1年以上遅れた。
 起工式には市や水産業の関係者ら約100人が出席。菅原茂市長が「鮮度や衛生面で日本一の魚市場を目指す。観光客に見てもらい、交流人口の増加につなげたい」と述べた。
 魚市場を運営する気仙沼漁協の佐藤亮輔組合長は「産地間競争に勝ち抜く施設にする」と決意を示した。


2016年01月08日金曜日

  • 記事を印刷

先頭に戻る