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<全村避難>飯館の学校再開「時期尚早」の声

 東京電力福島第1原発事故で全村避難する福島県飯舘村の学校再開時期をめぐり、PTA会長らでつくる「村の子どもの将来を考える会」が7日、村が示した「2017年4月」は時期尚早だとして、20年4月以降に先送りを求める要望書を村と村教委に提出した。
 同会は、福島市や川俣町に移した村の幼稚園と中学校、小学校3校のPTA会長・副会長全12人が、メンバーに入っている。この日は4人が福島市の仮役場を訪れ、菅野典雄村長に要望書を手渡した。
 要望書では、学校の空間放射線量の低減が十分でないことや、除染廃棄物を処理する仮設焼却施設の稼働で交通量の増加を懸念。少なくとも現在の小学5年生以上が、避難先で中学校を卒業する20年4月以降の再開を求めた。
 村は帰還困難区域を除き、17年3月までの避難指示解除を目指す。菅野村長は「時期が遅くなると子どもの数も減り、学校は再開が厳しくなる。福島市内からも村に通えるよう対応する」と説明。同会の星貴弘さん(36)は「17年4月は帰村時期とほぼ同じで、あまりに早い」と異を唱えた。
 同会は村議会に対しても同様の趣旨の請願書を、保護者ら727人の署名を添えて提出した。


2016年01月08日金曜日


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