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<ホッキガイ>新顔続々 気軽に味わって

「おしか商店」が発売したホッキガイ入りの「ホッキまん」

 亘理、山元両町で漁が盛んなホッキガイを使った新しい料理や商品が続々と誕生している。いずれも切った身を他の材料に加える手法で、比較的安価で提供したい考え。郷土料理ほっきめしが有名な地元特産の味を気軽に味わってもらい、東日本大震災からの観光復興を目指す。
 山元町の飲食店6店は、スケトウダラのすり身を加えた加工品を使った新メニューを考案した。ひき肉などと混ぜて焼いた「ほっきバーグ丼」、丸めたすり身と野菜のクリーム煮、すり身団子鍋などに仕立てた。
 各店は、地元の亘理山元商工会の新商品開発プロジェクトに参加。昨年11月5日に同町内で試食会を開いた。震災後に町内で栽培が始まったマコモを混ぜて揚げたかまぼこを出品した飲食店「花膳」店主の玉田俊郎さん(62)は、「オードブルや冷凍品を土産として販売したい」と話した。
 今後は試作品をベースに各店で改良を加え、順次売り出す方針だという。
 同商工会は震災後、ホッキガイを使った新商品開発を積極的に進め、2013年からは具に切り身が入る「ホッキコロッケ」を町内各店で販売している。
 商工会山元支部の早坂正実支部長は「山元の魅力ある新メニューを通年で販売できるように取り組んでほしい」と期待を寄せる。
 亘理町の「おしか商店」は昨年12月から「ホッキまん」(税込み400円)を販売。切り身と野菜などを炒めたあんを生地で包み、蒸し上げた中華まんだ。
 店を運営する同町の「モリプレゼンス」の森義洋専務は「これまでホッキガイの加工品が少ないように感じた。全国発送も行い、地元の旬の味を手軽に味わってほしい」と語る。


2016年01月10日日曜日

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