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<成人式>父の形見腕に決意表明

新成人代表の言葉を述べる松本さん(左)と佐藤幸さん

◎「町の復興担いたい」/気仙沼 南三陸町職員・松本さん

 宮城県気仙沼市の成人式では、新成人を代表し、南三陸町職員松本裕生さん(19)=同市本吉町=が誓いの言葉を述べた。
 松本さんは東日本大震災で農協職員だった父伸さん=当時(42)=を亡くした。式には津波到達時刻の「(午後)3時42分」を指したままの形見の腕時計を着けて臨んだ。
 松本さんは「震災を経験した私たちは、どんな壁にぶつかっても乗り越える力がある」と決意表明。式典の後、「真っすぐで優しい性格だった父が見てくれている気がした。経験が浅く悩むことも多いが、新しい町をつくる仕事を担っていきたい」と話した。
 式に出席した同市の介護職員斎藤達哉さん(20)も「施設利用者のありがとうという言葉を励みに成長したい」と語った。
 式典は気仙沼市民会館であり、市外に転出した出身者を含め、670人が出席した。菅原茂市長は「新成人と復興に励み、市を離れた人も、いつか気仙沼で活躍するような研さんを積んでほしい」と激励した。


2016年01月11日月曜日

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