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<写ネーチャー>オシドリ/恋の季節華やかに求愛

 オシドリが恋の季節を迎えている。
 仙台市青葉区の青葉山公園。お堀の近くで高齢の女性が鳥を観察していた。「さっきまでオシドリも6羽ほどいたけど、車の音がしたら奥に行っちゃった」。どうやら警戒心がとても強いらしい。
 粘ること1時間。「あっ、出てきた、出てきた」。女性が興奮気味に視線を先に向けた。急いでカメラを構えると、姿を見せたつがいはすぐに、やぶの中に舞い戻ってしまった。
 そんなことを何度か繰り返し、ようやく1組のカップルを写真に収めることができた。
 一般に、鳥の雄は雌に比べて彩りが鮮やかだ。赤いくちばしが印象的なオシドリも例外ではない。両脇の茶色い羽は繁殖期になると華やかさを増し、雌にアピールする。「日本一カラフルな鳥」と言ってもいい。
 オシドリは雄が雌の1.5倍いるという。パートナーを見つけた雄は、片時も雌の近くから離れない。仲むつまじい夫婦の陰にはいつも、雄の涙ぐましい努力がある。
(写真部・及川圭一)

 [メモ] 雄は体長45センチ前後で、雌は一回り小さい。最近の研究によると、いったんカップルになっても一生連れ添うのではなく、毎年新しい相手を見つけるという。雑食性で藻などの水草のほか、ドングリも大好物。


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2016年01月11日月曜日

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