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<成人式>亡き教え子の写真持参 元教師参列

教え子の写真とともに記念撮影に臨む鈴木さん

 福島県南相馬市原町二中の教師だった鈴木千鶴子さん(62)、松本誠喜さん(50)は10日、東日本大震災で犠牲になった教え子2人の写真を胸に、同市の成人式に参列した。「せめて一緒に祝ってあげたい」と、成長した卒業生とともに記念撮影の列にも加わった。
 亡くなったのは沿岸部から通っていた番場由貴君、広和君の双子の兄弟。家族全員が津波の犠牲になったこともあり、発見時、遺体確認に呼び出されたのは松本さんだった。
 鈴木さんにとって、番場君たちは教師生活最後の卒業生。卒業アルバムの顔写真を拡大してフレームに収め、移住先の神奈川県から持参した。写真を見た同級生が「懐かしい」と声を掛けてくれたのがうれしかった。鈴木さんは「2人のことがずっと忘れられなかった。写真は自宅の仏壇に飾ってあげたい」と話した。


2016年01月11日月曜日


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