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復興推進へ商業施設が姉妹協定

JR女川駅から海に向かって延びるプロムナード沿いに整備されたシーパルピア女川
宮城県内外から買い物客らが集まる泉パークタウンタピオ

 東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県女川町に昨年12月オープンしたテナント型商店街「シーパルピア女川」と、仙台市泉区の大型商業施設「泉パークタウンタピオ」との姉妹施設協定が16日、結ばれる。互いのエリアの情報発信やイベントを定期的に展開。集客や地域活性化につなげて復興への弾みとする。交流第1弾として16、17の両日、女川町物産展がタピオで開かれる。
 シーパルピアは町の民間まちづくり会社「女川みらい創造」が、タピオは三菱地所(東京)などがそれぞれ運営。協定締結式は16日にタピオであり、両施設の関係者らが出席する。
 物産展は女川みらい創造が主催する。港町・女川の水産加工品や菓子、シーパルピアに入居する工房のスペインタイルなど約50点を並べる。昨年12月にあった「おながわ復興まちびらき2015冬」の映像など女川の情報も流す。
 三菱地所グループは2013年8月、女川町と復興支援に関する協定を結んだ。14年9月からは女川みらい創造を支援し、テナント型商店街の運営や管理のノウハウを伝えてきた。
 昨年10月には三陸自動車道石巻女川インターチェンジと、アクセス道となる県道石巻女川インター線が開通。女川と仙台が約90分で結ばれ、利便性が向上した。そうした状況を踏まえ、双方向の交流を目的にした協定構想が浮かんだという。
 女川みらい創造の鈴木敬幸社長は「商店街や周辺に人を呼び込む必要がある。女川でタピオのテナントとコラボレーションすることで相乗効果があるのではないか」と期待する。
 三菱地所の駒田久執行役員東北支店長は「双方の取り組みの発信は重要な意味を持つ。女川や石巻市の方にもタピオに来てほしい。協定は復興支援の枠組みを広げる象徴的なものになる」と話す。

[シーパルピア女川]女川町中心部の商業エリアに2015年12月23日に開業。平屋6棟に小売りや飲食店、工房など27事業者が入居。国が被災商店街の復興を支援する「まちなか再生計画」による初の再建となった。商業エリアでは15年7月以降、自立再建店舗も順次開店し、18年度には計約70店舗になる予定。
[泉パークタウンタピオ]2008年10月にオープン。2階の建物に衣料や飲食など80店が入る。店舗面積は計約1万6000平方メートル。アウトレットモール「仙台泉プレミアム・アウトレット」が隣接する。


2016年01月12日火曜日

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