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<ベガルタ>進む世代交代 新卒5人入団

ユース時代の佐々木(中央)。仙台の中心選手としての成長が期待される=2015年7月、横浜市のニッパツ三ツ沢球技場
〔注〕年齢は15日現在。※は期限付き移籍

 新シーズンへ向けたJ1仙台の陣容が固まった。仙台ユース出身で、U−18(18歳以下)日本代表の背番号10を付ける仙台市出身のMF佐々木匠をはじめ、高卒・大卒新人5人が入団し、世代交代がより進んだ。退団・引退は6人で、DF鎌田次郎以外の主力は残留。昨季から取り組む「堅守賢攻」の底上げに、若手がどこまで貢献できるかが注目される。

 加入、退団・引退選手は表の通り。佐々木と同じくユース出身のDF小島雅也、青森山田高のDF常田克人、市船橋高(千葉)のMF椎橋慧也の高卒4選手と、明大のMF差波優人(青森山田高出)が加わる。チーム平均年齢は25.1歳(2月27日開幕日)となる見通し。前年から1.3歳若返った昨季(26.3歳)よりさらに1歳以上低くなる。
 広い視野と正確なキックが持ち味の差波は即戦力だ。渡辺晋監督は「大卒なのでばりばりやってほしい」と期待する。昨季は富田晋伍と組むボランチが定まらず苦しんだ。金眠泰、藤村慶太、期限付きで加入した三田啓貴らも含めた激しいレギュラー争いで、中盤に厚みが増すだろう。
 U−18代表主力の佐々木は、金久保順や新加入の水野晃樹らとサイドハーフの座を競うことになりそう。足元の技術は一級品だが、クラブ関係者は「闘争心がもう少しあれば…」と話す。首脳陣の信頼を得るには、キャンプで一皮むけることが必要だ。
 不動のセンターバックだった鎌田の穴を埋めるのは、J2清水から期限付き移籍の平岡康裕か、J2千葉から加入した大岩一貴とみられる。平岡はJ1のリーグ戦計185試合に出場し、実績は十分。大岩も4季、千葉で主力を務めた。昨季はサイドバックだった石川直樹が移ってくる可能性もある。堅守の要となるポジションだけに、起用する渡辺監督の手腕が問われる。
 就任3季目を迎える指揮官は「堅守賢攻に引き続き挑戦し、もっと賢攻に力を入れる。それを実現できる選手を獲得できた」と胸を張る。世代交代した一方でチームの完成度を上げられず、14位だった昨季から巻き返せるか。注目のキャンプは今月下旬に始まる。


2016年01月16日土曜日


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