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<ささよ>再建住宅で大漁祈願

各戸の玄関先で大漁を祈願して歌う子どもたち

 東日本大震災で被災した南三陸町歌津の寄木地区で15日、伝統の小正月行事「ささよ」があった。高台への住宅再建が進み、子どもたちが家々を回って大漁を祈願する震災前の形に戻った。
 地元の小学2年〜中学1年の男子4人が法被と鉢巻きを身に着けて寄木漁港を出発。大漁旗を担いで防災集団移転団地を含む全38世帯を訪れ、玄関先で「ヨイトコラ、ヨイトナー」と声を張り上げて歌った。
 大将を務めた歌津中1年の畠山楓斗君(13)は「魚がたくさん捕れるよう祈りながら家を回った」と話した。再建した自宅で出迎えた三浦昇市さん(61)は「震災前の風景が戻り、とても懐かしい」と喜んだ。
 同地区は住宅の8割が被災。震災後、ささよは寄木漁港に大漁旗を集めてまとめて行い、100年以上続く伝統を引き継いできた。寄木ささよ保存会の畠山鉄雄会長(69)は「やっと本来の姿に戻せた。地域の励みになればうれしい」と話した。


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2016年01月16日土曜日

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