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<電力自由化>東北で17社新規参入へ

 電力小売りの全面自由化が始まる4月以降、東北の一般家庭向けの電力市場に、少なくとも17社が新規参入を予定していることが分かった。新たな料金プランを打ち出すなどして対抗する東北電力と顧客争奪戦を繰り広げる可能性がある。商社や通信、ガス、ケーブルテレビなどの業種が多く、東北に本社がある会社は1社だけだった。
 資源エネルギー庁によると、全国の登録小売電気事業者は119業者(2015年12月28日現在)。うち東北を販売エリアにする業者は1割強にとどまった。東北の企業で参入するのは、須賀川市の須賀川瓦斯(ガス)。自社の太陽光発電の電力を中心に電力市場や大手電力から購入した電力を販売する。
 登録事業者の中には関東や関西で事業を始めた後、東北進出を検討する会社があるとみられる。この他、新規登録する業者が今後も予想され、東北への参入業者は増える見込みだ。
 各社は、携帯電話料金やガス料金とのセット販売などで大手電力より料金を割安に設定し、顧客獲得を目指す。消費者は好きな電力を選べるようになるが、価格以外の選択肢が広がるとは言い切れない。
 国は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)を利用した電気を販売する小売業者が「クリーン」などをうたい文句にすることを禁じる。小売業者に電源構成の開示義務も課さない方針のため、再エネ電力のみを使うといったことは難しそうだ。
 東北電力などによると、東北6県の家庭向け電力市場は約340万世帯、年間約193億キロワット時(14年度)。
 須賀川瓦斯以外の16社は次の通り。
 ▽F−Power▽リエスパワー▽イーレックス・スパーク・マーケティング▽イーレックス・スパーク・エリアマーケティング▽エネット▽日本アルファ電力▽サイサン▽ミツウロコグリーンエネルギー▽V−power▽サンエー▽サミットエナジー▽エコスタイル▽KDDI▽ミサワホーム▽シナネン▽ジェイコムイースト(登録番号順)


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2016年01月16日土曜日

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