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被災地に新たな伝統 子すずめ熱演

地元住民を前に、元気なすずめ踊りを披露する児童たち=亘理町の吉田地区交流センター

 東日本大震災で被災した亘理町長瀞小(児童199人)の2、3年生28人が16日、すずめ踊りを地元住民に披露した。震災後に授業の一環で取り組むようになったすずめ踊り。児童らが練習を重ねてきた舞で、地元住民に元気を届けた。
 児童らは、吉田地区交流センターで開かれた「新春おたのしみ演芸会」に出演。おはやしに合わせて、法被姿で手にした扇子を揺らしながら元気にはね回った。
 「そーれ、それ、それ」と掛け声を上げながらの熱演。集まった約200人が笑顔で見守り、振りをまねる高齢者や子どももいた。客席からは「上手だよ」と喜ぶ声も飛んだ。
 演舞を終えた2年高原雪風(ゆきか)さん(8)は「疲れたけど、踊りを見て喜んでくれてうれしかった」と話した。
 同校は震災の津波で校舎が損壊し、児童は2014年8月に敷地内に再建された新校舎で学ぶ。すずめ踊りは学校の再出発に合わせて授業に取り入れるようになり、地域の催しなどで披露している。
 演芸会は吉田東部地区まちづくり協議会が主催。地元の各種団体も舞踊やカラオケなどを発表した。


2016年01月17日日曜日

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