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<モンテ>J1再復帰へ若返り 半数入れ替え

今季の初練習で積極的にボールを追い掛けたディエゴ・ローザ選手(手前左から2人目)=12日、天童市

 J2山形の新体制が始動した。過去最多11人の新戦力を獲得し、選手の半数を入れ替えて若返りを図った。俊足のブラジル人FWも加入し、昨季から課題の得点力不足を克服する。石崎信弘監督(57)が3年目の指揮を執り、運動量の多いサッカーを継続し、「1年でJ1再復帰」を目指す。(山形総局・長谷美龍蔵)

<17人チーム去る>
 昨季所属した34選手のうち、期限付き移籍の満了も含め17人が去った大幅な入れ替え。4年ぶりのJ1昇格に貢献したFW山崎雅人(34)、MFロメロフランク(28)、MF宮阪政樹(26)各選手らも移籍した。
 「継続と再構築」をテーマに進めた今季の補強。目玉はブラジル国内リーグ・セリエB、ルヴェルデンセから加入したFWディエゴ・ローザ選手(26)だ。
 昨季は35試合に出場し、10得点、4アシストのストライカー。スカウトした石井肇テクニカルダイレクター(TD)は「一瞬のスピードで相手を振り切り、シュートまで持って行ける」と能力を評価する。

<Wでゴール量産>
 3トップの一角を担い、MFディエゴ選手(31)と「Wディエゴ」でゴール量産を狙う。石崎監督は「得点力が欲しくて獲得した選手。ゴールは2ケタでも3ケタでも…」と期待する。
 攻撃陣にはJ2水戸から運動量が豊富なFW鈴木雄斗選手(22)、U−18(18歳以下)日本代表の経験もある市船橋高のFW永藤歩選手(18)も加入した。
 中盤を担う顔触れは多彩だ。J1横浜Mから移籍のMF佐藤優平選手(25)は「走れるゲームメーカー」(石井TD)。相手の守備を崩し、攻撃の突破口をつくる。J1鹿島から入ったMF梅鉢貴秀選手(23)はボール奪取を得意とする。
 昨季中盤の要として活躍したMFアルセウ(31)、MF松岡亮輔(31)両選手らもおり、ポジション争いが過熱しそう。補強担当の中井川茂敏取締役は「新たなバリエーションをもたらす選手の獲得で戦術の幅を広げたかった」と明かす。

<厚み増す守備陣>
 守備陣はGK山岸範宏選手(37)、DF渡辺広大選手(29)らが引き続き軸となるが、新たに5人の戦力が加わり、厚みが増した。
 J2栃木から移籍のDF荒堀謙次選手(27)は即戦力。サイドで攻撃の起点になれる。J2千葉から加入のDF田代真一選手(27)はロングパスが武器。同じくDF栗山直樹選手(25)は相手の攻撃をはね返す。
 朝鮮大学校のDF韓浩康選手(22)、元韓国大学選抜のDF李済丞選手(21)ら身体能力の高い選手も入った。GKにはJ2群馬の主力、冨居大樹選手(26)が加わり、昨季フル出場の山岸とレギュラーを争う。
 石崎監督は「チーム内の競争を激しくし、チームも個人も成長できるようにしたい。今季のJ2はかなり厳しい戦いになるが、目標を達成したい」と語る。


2016年01月17日日曜日


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