宮城のニュース

ワイン醸造、洋食店展開…地方での起業支援

地方での起業を支援する「創業本気プログラム」でビジネスプランを発表する受講者

 東日本大震災で被災した宮城県女川町で新規事業の創出をサポートするNPO法人「アスヘノキボウ」は17日、地方での起業支援に特化した「創業本気プログラム」のビジネスプラン発表会を同町の複合施設「女川フューチャーセンター・カマス」で開いた。受講した町内外の20〜30代の男女6人が、2カ月間で練り上げた事業計画を説明した。
 アドバイザーを務めたスタッフや住民ら約40人が出席。同町の宿泊施設支配人の田中雄一郎さん(29)=東松島市=は、町内でブドウを栽培し、ワインの醸造・販売も手掛ける案を披露した。
 同町の仮設店舗で洋食店を営む山田隆大さん(25)は、2月からJR女川駅前のテナント型商店街「シーパルピア女川」に本店舗を構える。「女川に洋食文化を根付かせ、10年間に50人の雇用を生み出したい」と目標を語った。
 アスヘノキボウは今後、日本政策金融公庫や町商工会などと連携し、受講者の資金調達などを手助けする。
 プログラムは昨年11月から4回続きで、専門家に市場調査や行政などとの関わり方を学び、女川、亘理両町の起業経験者に体験談を聞いた。女川町での起業や移住は受講条件ではなく、国内の地方で起業を検討する人に門戸を広げている。町に関わりを持つ「活動人口」を増やす狙いだという。
 自身も女川で2013年にアスヘノキボウを設立した小松洋介代表(33)は「地方で起業する面白さは、都会と比べて行政や産業団体との距離が近く、いろいろな主体を巻き込めること。女川はチャレンジする場所だという雰囲気を醸成していきたい」と語った。


関連ページ: 宮城 経済

2016年01月18日月曜日

先頭に戻る