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紙芝居に震災の教訓残す 住民の証言基に

紙芝居のシナリオの内容を話し合う実行委のメンバー

 宮城県七ケ浜町で3月13日に開かれる東日本大震災のメモリアルイベントで、ボランティア団体でつくる実行委員会が、震災の記憶を伝える紙芝居を披露する。地元住民の証言を基に発災、避難行動、避難所生活、復旧、支援活動を振り返り、物語を紡ぐ。「子どもたちに教訓を残したい」とメンバーは話す。
 紙芝居の題名は「あの日の僕。七ケ浜の3.11」。ことし春に中学校に入学する「僕」を主人公に設定し、船を持つ祖父、消防団員の父ら被災した家族の歩みを描く。
 立っていられないほどの揺れ。迫る津波。おじいちゃんは海に向かった−と、「あの日」の情景を描写。助け合った避難所生活、仮設住宅で結成した「男の会」、町外から駆け付けたボランティアの活躍などを書き込む。
 「とにかく逃げろ高台へ」「名前と連絡先を書いたカードを肌身離さず持つ」といった防災・減災の教訓も盛り込む予定だ。
 物語は、実行委のメンバーが住民の体験談を集め、構成した。昨年12月24日には10人が集まり、シナリオの原案について「あの日、雪が降ってすごく寒かった」「方言を使ったらどうか」と意見を出し合った。
 町社会福祉協議会ボランティアセンターの星真由美さんは「住民の体験を織り交ぜ、震災の記憶を残していきたい」と語る。


2016年01月18日月曜日

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