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<浪板虎舞>復興祈り勇壮演舞

階段を上りながら演舞を披露する浪板虎舞

 宮城県気仙沼市浪板地区で約300年の歴史を誇る市指定無形民俗文化財「浪板虎舞」の初舞奉納が17日、地元の飯綱神社であり、東日本大震災で被災した地区の復興を祈願した。
 地元の浪板虎舞保存会のメンバー約50人が参加。大人3人が虎に扮(ふん)し、扇をかざして舞うあやし手の「虎バカシ」に誘われながら神社の階段を上り、勇壮な演舞を奉納した。虎は子どもの健やかな成長を祈り、一人一人の頭をかんで回った。
 笛や太鼓のはやし手は大人たちと子どもたちが一緒に務め、雰囲気を盛り上げた。長女と孫2人がはやし手を務めた同市九条の高橋由美子さん(71)は「長女家族はみなし仮設に暮らしているので、早く家ができてほしい」と願った。
 浪板地区は津波で多くの家屋が被害を受けたが、現在は住宅再建が少しずつ進んでいる。昆野文男会長(82)は「大人から子どもまで参加する虎舞の団結力を生かし、復興を後押ししたい」と話した。


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2016年01月18日月曜日

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