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サクランボ収穫 頼りは仙台圏

 山形県は15日、サクランボ収穫期の労働力確保を目指す「プロジェクト会議」を山形市で開いた。昨秋に仙台圏で行ったアンケートで、収穫期に農作業を手伝いたいとの回答が24%に達したと報告。人手確保の可能性が高いとして、仙台圏へのPRを強化する方針を確認した。
 アンケートは昨年9〜10月、仙台市内のイベント会場などで実施し、205人が答えた。土日祝日を中心に社会人の15%、学生の27%が農作業に参加する意思を表明。「どちらとも言えない」と回答した約50%も強い関心を示したという。
 県園芸農業推進課の担当者は「収穫体験ツアーの参加者からも『仙台圏にはサクランボ作業を手伝いたい人が多い』という声を聞く。労働力を確保できる可能性は大きい」と説明した。
 新年度は仙台圏への売り込みに力を入れるとともに、産地周辺の企業に呼び掛け「さくらんぼ援農企業同盟」(さくらんBOSS)を創設。人手が必要な収穫期に、農家の家族が有給休暇を取得しやすい環境づくりに取り組む。
 子育て中の母親も労働力として期待。NPOなどと連携し、収穫期に臨時の託児施設を開設するなど環境整備を進める。作業を手伝うボランティアも増えており、受け入れの受け皿となる組織の設立も検討する。
 農家へのアンケートによると、昨年の収穫や箱詰め作業で労働力を十分確保できなかった割合は18.8%で、前年から8.2ポイントも増えた。景気浮揚による他産業への労働力流出と高齢化が背景にあるとみられる。


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2016年01月19日火曜日

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