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震災遺骨の身元判明 家族「言葉にならない」

遺骨を受け取り石巻署を後にする徹さん(手前)と稔さん(左)
荒川 文江さん

 宮城県石巻市で昨年11月27日に見つかった身元不明の人骨が、東日本大震災で行方不明だった同市南浜町4丁目の無職荒川文江さん=当時(62)=と判明し、県警は20日、遺骨を遺族に引き渡した。
 石巻署であった引き渡しには、文江さんの長男徹さん(44)=東京都江戸川区=と次男稔さん(40)=川崎市=が出席。震災がれきの分別作業場で見つかった骨は右大腿(だいたい)骨の一部で、DNA鑑定などから文江さんと特定した。
 徹さんは「震災から5年近くたち、見つからないと諦めていた。連絡を受けたときは言葉にならなかった。生きている可能性がなくなり、気持ちの整理はまだつかない」と話した。
 震災の2日前に起きた地震の際に文江さんと電話で話した稔さんは「あの時、高台への避難をもっと強く伝えておけば、と後悔している」と語った。
 文江さんと一緒に津波にのまれたとみられる夫進さん=当時(64)=は、現在も見つかっていない。


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2016年01月21日木曜日

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