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津波犠牲ALT後輩 テイラーさん忘れないで

万石浦小の子どもたちに本を手渡すテイラーさんの出身大学の学生ら

 宮城県石巻市の小中学校で英語を教え、東日本大震災で犠牲になった米国人の外国語指導助手(ALT)テイラー・アンダーソンさん=当時(24)=の出身大学の学生が21日、テイラーさんが指導していた市万石浦小(児童365人)を訪れ、子どもたちと交流した。
 訪問したのは米バージニア州のランドルフ・メーコン大の学生ら12人。一行は、テイラーさんの両親が本を寄贈してできた「テイラー文庫」や、授業の様子などを見学した。学生らはテイラー文庫のために絵本など約30冊を持ち込んだほか、英語の単語と文章に日本語の訳を添えた手作りのしおりも用意。児童を代表して3年生の24人が受け取り、英語で「サンキューベリーマッチ」とお礼を述べた。
 同大2年フレイジャー・メイベリーさん(19)は「本やしおりが子どもたちの英語の勉強の助けになり、テイラーのことも忘れないでいてくれたらいい」と語った。
 同小3年高橋実鈴さん(9)は「たくさん本をもらってうれしい。面白そうなので早く読みたくなった。お兄さん、お姉さんたちはみんな優しそうだった」と話した。
 同小などによると、テイラーさんは震災のあった2011年3月11日に同小に勤務。近くの市万石浦中に児童を避難させた後、自転車で帰宅途中に津波にのまれたとみられる。


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2016年01月22日金曜日

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