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純米酒「六根」ユダヤ教の食品基準クリア

コーシャ認証を受けた「六根」を持つ土居社長

 弘前市の酒造会社、斎藤酒造店が、純米酒「六根」の7銘柄13種で、ユダヤ教の戒律に基づいた世界的な食品認証コーシャを取得した。海外展開も念頭に、食の安全や品質を追求して造っていることをアピールし、商品の発信力強化につなげる。

 認証団体の「コーシャジャパン」(東京)によると、日本酒がコーシャ認証を得るための要件はコメや水をはじめとする原材料の品質管理、製造設備の構造など多岐にわたる。公表18項目のほかにも多くの条件を満たす必要がある。
 ユダヤ教の宗教指導者であるラビが抜き打ちで審査し、認証後も継続してチェックする。厳格な基準と審査方法を設けているコーシャはユダヤ教徒だけでなく、欧米に多い菜食主義者や健康志向の高い人からの信頼も厚いという。
 土居真理社長は「環境が良い弘前で食の安全を気遣いながら手作りしている過程を第三者にも分かる形にしたかった」と取得の理由を説明。海外での販路拡大については「自然につながっていけばいい。料理とともに味わう食中酒として提案したい」と話す。
 国内の蔵元の日本酒では、南部美人(二戸市)の「南部美人」や旭酒造(山口県)「獺祭(だっさい)」など、数社の商品がこれまでに認証を取得している。

[コーシャ]ユダヤ教の戒律にある食事規定でユダヤ教徒が口にして良いとされる条件を満たした飲料・食品に付与される。緻密で厳格な審査などから、ニューヨークなどアメリカの都市部などでは食の安全性の判別に欠かせない認証制度として尊重されている。


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2016年01月23日土曜日

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