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<北海道新幹線>秋田の除雪技術を活用

ポイント部分の雪塊を吹き飛ばすエアージェット装置=秋田市河辺和田のJR奥羽線和田駅

 JR東日本秋田支社が開発した線路のポイント用の除雪技術「エアージェット」が威力を発揮している。高圧の空気を噴射して雪の塊を吹き飛ばす仕組みで、管理の手間が省ける上、凍結の心配も少ない。3月の開業に向けて試運転中の北海道新幹線にも活用されている。

 「エアージェット」はポイントで列車の進行方向を切り替える際に作動する。ポイントの隙間に雪や氷が挟まると、レール内側に設置されたノズルから高圧空気が2.5秒間噴射され、線路外に吹き飛ばす。
 1991年に開発に着手。水分の多い雪にも対応できるよう試行錯誤を重ね、99年、奥羽線大曲駅で実用化した。その後も設置場所の地形や列車の速度によって異なるポイントの形状に合わせ、吹き出し口の角度を変えるなど改良を重ねてきた。
 現在は東日本管内のミニ新幹線、在来線の51駅179カ所に設置。フル規格新幹線では初めて、北海道新幹線の3駅など22カ所に導入された。
 ポイントの除雪には従来、約60度の湯を噴射していた。だが線路脇のタンクに何度も給水するなど手間が掛かる上、掛けた湯が凍ってしまうため、徐々にエアージェットに置き換えているという。
 JR秋田支社機械設備センターの斉藤友美副課長(54)は「エアージェットにしたことで、雪によるポイントの不転換は減っている。さらに改良し、大雪でもダイヤ通り走る鉄道を目指したい」と話す。
 JR東日本はエアージェットの特許を取得、オランダやフィンランドに技術を輸出している。


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2016年01月24日日曜日

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