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カツオ国際的資源管理を 宣言採択要望へ

気仙沼漁港に水揚げされたカツオ。初夏の味覚は近年、不漁傾向が続く=2015年5月

 生鮮カツオ水揚げ日本一を誇る気仙沼市で30日、日本カツオ学会などが主催する「カツオフォーラム」が開かれる。近年の不漁傾向を踏まえ、国際的な資源管理を求める大会宣言を採択し、国や政府に要望する。
 同学会は、高知大を事務局に関係自治体などが2011年に設立し、毎年フォーラムを開いている。気仙沼市では初開催で、大会宣言を国に要望するのは初めて。菅原茂市長は「フォーラムを政府要望につなげ、資源問題を訴えることが重要だ」と話す。
 日本のカツオの漁獲量は年々減っている。中西部太平洋の漁獲が20年前の約1.5倍の160万〜180万トンまで急増し、日本近海に回遊する前に東南アジアの巻き網船に先取りされているのが要因。
 三陸沖では例年11月まで続く一本釣り漁の終了時期が早まり、食卓から戻りガツオが遠のいている。
 昨年11月には、日本かつお・まぐろ漁業協同組合(東京)など4団体が「かつお・まぐろ漁業振興対策協議会」を設立。カツオ資源や漁場の問題を解決しようと動きだしている。
 当日は気仙沼ホテル観洋で午後1時から。東北大災害科学国際研究所の川島秀一教授と、水産庁資源管理部の神谷崇参事官がカツオ文化や資源動向をテーマに基調講演。漁業団体代表や地元仲買人ら6人がパネル討論する。参加無料。連絡先は気仙沼市水産課0226(22)3435。


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2016年01月26日火曜日

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