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<石巻再開発>石巻テラス完成 にぎわい創出

中心市街地に建設された石巻テラスのウッドデッキと集会所

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市の中心市街地に市街地再開発事業で建設された複合ビル「石巻テラス」が完成し、関係者向けの見学会が25日あった。商業施設と分譲マンションが一体の施設で、28日に引き渡しが始まる。市内の再開発事業で完成した施設の第1号で、人口流出が続く街中のにぎわい創出につなげる。
 ビルは北と南の2棟でともに6階。延べ床面積は計約1万1000平方メートル。1、2階はテナントと駐車場で、津波に備えて住居は3〜6階とした。2LDK〜4LDKの分譲住宅計77戸は今月中に完売する予定。20〜80代の約200人が入居するという。
 テナントスペースには、コンビニやカフェ、学習塾などの7店舗が入る。オープンは3月末以降の予定。
 両棟には発電機や飲食物を備蓄する防災倉庫を整備。北棟の3階には集会所を設ける。外付け階段を設置して災害時には住民の一時避難所として開放する。
 建物は工場で製作した鉄筋コンクリートの部材を圧縮し、引っ張りに弱い構造を補う工法を採用した。
 見学会には関係者ら約40人が出席した。住宅分譲を担ったフージャースコーポレーション(東京)の藤井幸雄社長は「ビル完成は復興加速のメッセージになる。今後は入居者のコミュニティーづくりを支援し、街の活性化に貢献したい」と話した。


2016年01月26日火曜日


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