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内陸地震も題材 紙芝居一座の10年冊子に

完成した冊子に目を通す高橋さん

 宮城県栗原市一迫の主婦高橋千賀子さん(70)が、座長を務めるいちはさま紙芝居一座の2006〜15年の活動の記録を冊子にまとめた。この間に一迫などが被災した岩手・宮城内陸地震があり、高橋さんや一座は紙芝居で住民を元気づけた。
 冊子は「ふるさと パートU」で、10年前に続き2度目の制作。20部作り、親族や一座メンバーに配った。全3章構成で、第2章「地域活動に笑顔の花が咲く」では、高橋さんらによる紙芝居ボランティアの活動を伝える新聞記事や広報誌の記事をまとめた。
 広報くりはらの08年8月15日号は高橋さんらが内陸地震からの復興に向け、創作紙芝居を披露する姿を紹介。10年11月29日付の河北新報朝刊は、高橋さんが書き下ろした絵本「白い神馬」の紙芝居を上演する様子を伝えた。内陸地震で一部が崩落した栗駒山を題材にしており、一迫の洋画家菊地義彦さん(84)が絵を担当。原画をコピーして紙芝居を作成した。
 高橋さんは「紙芝居を見てくれた人に『自分もおっかなかった』と共感してくれたり『また来てけらいんね』と励まされたり、うれしかった」と振り返る。
 高橋さんの創作童話「種まき桜と女の子」の家の光童話賞受賞を伝える栗っこ農協広報誌の13年5月号の特集も収めた。
 一座は02年結成。高橋さんは全20作品の文を担当し、絵は一座のスタッフらが描いている。ボランティアで市内の福祉施設や公民館などで上演している。
 冊子の第1章には、06〜15年に河北新報朝刊の「ティータイム」欄などに投稿し、掲載された記事を並べた。第3章は孫の成長や親族との交流の様子を撮影した写真などをまとめた。
 1983年から河北新報に投稿する高橋さんは「投稿で書く楽しみを知り、紙芝居の創作につながった。今後もできる範囲で紙芝居活動を続けたい」と話す。


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2016年01月26日火曜日

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