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<福島第1>遮水壁で海中濃度減

 東京電力は25日、福島第1原発から汚染地下水の海洋流出を防ぐ「海側遮水壁」の完成前と完成後に測定した港湾内の放射性物質濃度の平均値を公表した。ストロンチウム90は300分の1以下に低減。東電は「遮水効果が発揮されている」と説明している。
 完成前の9月中旬と、今月上旬〜下旬に1〜4号機前で採取した海水を比較した。ストロンチウム90が1リットル当たり140ベクレルから0.37ベクレル(0.26%)、セシウム137が16ベクレルから2.1ベクレル(13.1%)、トリチウムは220ベクレルから25ベクレル(11.3%)に減った。
 海側遮水壁は昨年10月、残っていた約10メートル部分の閉鎖工事を終えた。完成後、岸壁近くの井戸「地下水ドレン」の水位が上昇。地下水に多核種除去設備(ALPS)でも取り除けないトリチウムが多く含まれ、新たな汚染水が発生する事態も起きている。


2016年01月26日火曜日

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